【まちなかの散歩:113】まちづくり会社20年目の新春(2018年1月)
新年明けましておめでとうございます。1998年12月21日設立の「(有)豊中駅前まちづくり会社」は20年目の活動を始めます。今年も変わらぬご支援をお願いいたします。
昨年は「森友学園」で豊中市が一躍全国的に有名になり、かつての「日本一暑い都市」の汚名を忘れさせるまでになったが、その後の金正男暗殺・北朝鮮情勢の激化、トランプ米統領の就任、加計学園疑惑、小池劇場等に目を眩ませられている間に共謀罪・民泊解禁法も成立し、阪神大震災22年・九州豪雨・衆議院選挙を「経験」して、天皇退位日の決定で年を越した感がある。
この間、豊中駅前のまち中は、豊高道の歩道整備、北おおさか信用金庫のマストメゾンの店舗への集約・移転、幾つかの店舗の入れ替わり・・・を見ており、豊中駅前まちづくり会社の提携先である「豊中駅前まちづくり推進協議会」では、スクランブル交差点の改良に向けて粘り強い活動を重ね、自転車走行指導にも精力を注ぎ、七夕まつりを支え続けている。「けやき通り」入り口空き地に花壇を誕生させ、新しく住民となられた方々を主な対象に「豊中駅前ツアー」を1日展開し、まちの課題とそれに取り組む協議会活動への理解を深めてもらい、協議会への加入者も増やしている。
豊中駅前まちづくり会社の活動では、「豊中まちづくりフォーラム」の会場をホテルアイボリーに移しており今月から119回、野村証券を会場にした「豊中寄席」は38回から回数を重ねていく。「春のバスツアー」は、昨年は出石・余部鉄橋・香住鶴・コウノトリの「但馬ツアー」として実施し好評を得て定着してきている。37回の七夕まつりを盛り上げ、恒例の秋の丹波の黒豆刈りと見学会のセットの「丹波バスツアー」に加え、昼間の「暮らしセミナー」も相続・遺言、家の中の収納法など身近で切実な問題を繰り返してきて出席者も徐々に増えてきている。
新年は、犬年であり、「桃太郎」のお伽噺にある“力を合わせて鬼退治”に行く“犬・雉・猿”の特筆される先見性に基づく「犬の行動力」に倣って、地域社会の生活改善活動に関心を持つ方々の“細やかでも勇気ある行動”に今年こそ期待したい。
それにしても、未決着な森友問題は、その思想への評価は別として、ある日、お上に楯突くと、常識では考えられない仕打ちが待っているということを存分に思い知らされた年でもあった。
最後に、新年から「まちづくり会社」の店舗マネージャーが間馬(けんま)に替わります。慣れないことですから、よろしくお願いいたします。
♪元気でいるか、街には慣れたか、友達できたか、
寂しかないか、お金はあるか、今度いつ帰る♪
(「案山子」さだまさし)
そんな方々の味方にもなりたい、まちづくり会社へのご支援を今年もよろしくお願いいたします。
(『豊中駅前まちづくりニュース』Vol.210に掲載)
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