【フォーラム:106】建築の結び目(2016年12月)
第106回豊中まちづくりフォーラム
□日時:201612月6日(火)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 楓の間
□テーマ:建築の結び目
□講師:吉村雅夫氏(いるか設計集団代表取締役)
■講演概要
私たちの生活の中で途切れてしまったもの、なくしてしまったもの、壊してしまったもの、忘れ去られたもの。自然と生活と建築・土地の文脈・生活の作法・地域の歴史と文化・人と人・内部と外部の連続、、、そういったものをつなぎ直すことに興味がむかい、その結び目がどこにあるのか設計を通して探している気がします。これまで手がけてきたプロジェクトの方法や考え方をご覧いただき、そういったことが少しでも伝われば幸いです。
◆今まちにあるものを編集する(育っ建築・増築の美学・あえて普通・再生・建てないという選択、スケルトン供給+自力建設)
◆つなぐ建築(自然、環境、地域、歴史、生活、人と建築)
●か・かた・かたち(=計画の認識のしかた、実践のしかたの方法)意匠デザインはあとからついてくる。まずは“かた”から始める。
◆ワークショップは難しい(言いなりと誘導のバランス、プロセスが建築を鍛える)。地球と折り合う(コンタ(等高線)でデザイン、風の建築・土の建築)
◆引越する建築(スローライフ農村建築)地域の文脈(引くもの足すもの、地域性をシンプルかつ現代的に造形言語化する、文化財を使いたおす)
◆ニーズの平均値基準の計画は人のためならず(公営住宅の硬直した標準型信仰、世の中が変動しても不動のマンションプラン)
◆ミスマッチがブレイクスルーを生む(学校×住宅、文化ホール×お座敷、ドライブイン×博物館)
◆不完全の美(反シンメトリー・くづし・ぬるさインセプション、モノリス、赤楽茶碗、リトゥンアフターワーズ)