【敬天塾:200】「ひきこもり支援」「孤独・孤立の支援」がなぜ話題になるのか?事例を交えて:働く準備や持続的な職業生活を思うようにデザインできない我が国、どこに問題があるのか?(2025年10月)

第200回敬天塾

□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2025年10月24日(金)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 2階 菫の間
□会費:1,000円
□テーマ:「ひきこもり支援」「孤独・孤立の支援」がなぜ話題になるのか?事例を交えて:働く準備や持続的な職業生活を思うようにデザインできない我が国、どこに問題があるのか?
□講師:
佐々木妙月(豊中市女性総合相談支援窓口担当)
小川英子(就労支援コーディネーター)
西岡正次(A´ワーク創造館、生活困窮者自立支援全国ネットワーク理事)

■講演概要

「ひきこもり」「ニート(NEET、Not in Education、Employment or Training)」「ひとり○○」「単身○○」「○○の孤独・孤立」などの言葉は社会問題の告発本やマスコミなどにあふれています。なぜだろうか? 何が問題になっているのか? 同じような悩みや不安を抱える身近な人に、どのような言葉をかければ・・・? 適切なサポートはあるのか・・・? 就労の相談支援や、女性や若者支援の現場から、支援事例を通して意見交換してみます
自治体による就労支援の現場から小川英子さんに話題を提供していただきます。自治体が行う就労相談や職業紹介、教育訓練は普及している就職応援サービスとは異なる新しい取組みですから、ご存じない方も多いでしょう。めざす就労機会や職業生活を切り口に、さまざまな悩みや不安、思いに向き合って、「仕事の仲介」に留まらない準備段階から就職後も含めた支援を行っています。
女性支援、若者支援の現場から佐々木妙月さんに話題提供していただきます。昨年4月から「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(女性支援新法)」に基づく相談支援が始まっています。ご存じでしょうか? さまざまな悩みや不安に向き合いながら問題解決にアプローチする姿を紹介します。また10数年前から行っている「ひきこもり(経験者を含め)支援」のプログラム(居場所など)も話題にしてみます。
悩みや不安、困難等に潜む「構造的な問題」について西岡正次が話題提供します。

■講師プロフィール

佐々木妙月(ささき みょうげつ)
島根県生まれ。1984年女性3人と会社設立。自分たちの転職経験を生かし、女性のため再就職支援事業(職業開拓、起業家養成、能力開発、研修、セミナー)を実施。2000年に就労支援の場づくりとして飲食店を開業。現在は豊中市庄内で「ごはんやぐぅ」を営業中。2005年からは非営利活動事業としてNPO法人ZUTTOを設立し、若者の居場所づくりやこども食堂を実施。2022年は念願のシェルター(女性と子どもの安心な場所)を開設。2024年4月に「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が施行され、現在、豊中市の女性総合相談支援窓口の相談を担当。

小川英子(おがわ ひでこ)
大阪府内某市で就労支援コーディネーター、主任相談支援員として勤務。就労困難者・生活困窮者の就労支援に20年以上たずさわり、多くの求職者・相談者のターニングポイントとなる就職、転職に立ち会ってきた。若者・女性・ミドルシニア・障がい者の再就職支援や面接会・企業交流会などのイベント企画・運営、セミナー講師等を通して企業・求職者の両者のベストマッチングをめざしている

西岡正次(にしおか まさじ)
豊中市職員を経て、A´ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター在職。(一社)生活困窮者自立支援全国ネットワーク理事ほか。論文「都市自治体の雇用・就労支援の現状と施策化の道筋」近刊予定

■参加申し込み

敬天塾への参加は、こちらのページからお申し込みください。