【まちなかの散歩:6】いよいよ春場所!豊中駅前に荒汐部屋がやってきた(2009年2月)
新春の初詣・とんど祭で賑わった豊中稲荷神社境内に、3月15日から始まる大阪・春場所に備えて、今月の下旬には時津風一門の荒汐部屋が土俵を作り稽古に入る。−−「まちづくりニュース」第2号(2008年10月号)で既報
荒汐部屋(元小結・大豊が平成14年に興す)には、部屋頭の蒼国来(そうこくらい)(幕下)を筆頭にして、12歳から25歳までの力士9名と大阪・交野市出身の行司・式守一輝(21歳)がいる。
蒼国来は、186.0cm・125kg。レスリング76kg級中国ランキング8位、2002年中国・内モンゴル自治区第十届レスリング試合84kg級優勝の成績をひっ下げ、平成15年(2003年)6月28日、中国の内モンゴル自治区からやって来た。初めて番付に名前の載ったデビューの場所で全勝優勝。ケガを乗り越え、初土俵から4年がかりでついに幕下上位に定着。いよいよ十両に手が届く地位となり、本当の強さが試される時になってきている。異国に息子を送り出している親の心配と期待は、さぞかし大きいことであろう。
蒼国来に限らず、若い彼等の親・兄弟に代わって熱気溢れる土俵上での稽古に立会い、応援に駆けつけてみては如何なものだろうか?朝稽古を終えての浴衣姿の朝風呂“ジオ1300”通いにも風情があるが、難波の府立体育館まで行かなくても本物のお相撲さんが見られるし、元気が一杯もらえる。しかも、いくら狐がお使い役を果たすと言われる稲荷神社とは言っても、巡業地元・豊中から沢山の応援の方々が“コン”というのも寂しいものではないだろうか。
(『豊中駅前まちづくりニュース』Vol.6に掲載)
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