【フォーラム:105】東アジアの都市における居住貧困問題と居住福祉の実践(中止)

第105回豊中まちづくりフォーラム

□日時:2016年11月29日(火)18時30分
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 楓の間 ※今回から、会場が変更になっております。
□テーマ:東アジアの都市における居住貧困問題と居住福祉の実践
□講師:全(じょん)泓(ほん)奎(ぎゅ)氏(大阪市立大学都市研究プラザ教授)

■講演概要

21世紀は「都市の時代」と称されるように、世界的な規模で都市の拡大と発展が見られた。
しかし同時に「貧困の都市化」のような、都市や特定の地域が貧困や排除と結び付いていくプロセスが注目され、都市空間の脆弱性の増大に起因する都市問題への対応が喫緊の課題となっている。

これまでわたしは、「社会的排除アプローチ」を切り口に、とりわけ東アジア都市内の社会的不利地域に焦点を当て、貧困や排除を生じさせるメカニズムを同定し、そのプロセスを断ち切るためのアクションリサーチを行ってきた。
それをいわゆる「包摂型アジア都市論」という文脈で比較研究を行い、研究の成果は、東アジアの各々の都市に還元していくことを進めてきた。

本年は、その一環として、第6回目の包摂都市ネットワークワークショップをソウル市役所で開催し、東アジアの各都市から、行政職員をはじめ、多くの研究者・実践家と交流を深める機会を得た。
今回は、これまでの研究や交流内容から得た知見について、東アジア都市の共通性や違いにも注目しながら紹介する。