【フォーラム:200】商業労働と使用人問題:100年前の商業者はこんなに働いていた(2026年2月)
第200回豊中まちづくりフォーラム
□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2026年2月24日(火) 18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー
□会費:1,000円
□テーマ:商業労働と使用人問題:100年前の商業者はこんなに働いていた
□講師:石原武政氏(大阪市立大学名誉教授)
■講演概要
働いて働いて、働いて働いて、・・・。こんな人がこの国のトップになりました。ご自身が働くのはご自由に。でも、周りを巻き込まないでください。今ならそう言いたくなります。でも、100年前はそれどころではありませんでした。働いて働いて働いて、働いて働いて働いて、まだ足りなくて働いて・・・。今では信じられないような状態でした。そんな労働環境を改善するために、商店の営業時間を規制しようという動きが起こりました。業界の中からも賛成はあったものの、むしろ積極的だったのは政府の方で、現場は反対に回ったのです。特に大阪の反対はきつかったようです。何とか法律(商店法)の制定にこぎつけるのは戦時色が強くなってからでした。今回はそんな昔ばなしですが、昨今の働き方改革の問題と重ね合わせながらお聞きいただければ幸いです。
■講師プロフィール
神⼾⼤学経営学研究科博⼠課程を経て⼤阪市⽴⼤学商学部助⼿、講師、助教授を経て1984年教授就任。2006年⼤阪市⽴⼤学名誉教授。その後、関⻄学院⼤学商学部教授、流通科学⼤学特別教授を歴任。商学博⼠。1980年代後半頃から地域商業問題への関⼼を強め、現場と理論の橋渡しを⽬指す傍ら、中⼩企業政策審議会委員等、各種の審議会・委員会等に参加。1997年から2009年まで、中⼩企業政策審議会商業部会⻑、2006年から2011年まで、経済産業研究所・通商産業政策史編集委員会委員を務める。
〈主な著書〉『街づくりのマーケティング』(共著)、『まちづくりの中の⼩売業』、『商業組織の内部編成』、『商業・まちづくりネットワーク』(共編)、『⼩売業の外部性とまちづくり』、『まちづくりを学ぶ』(共編)、『シリーズ流通体系(全5巻)』(共同編集)、『通商産業政策史1980〜2000第4巻商務流通政策』(編著)、『商業・まちづくり⼝辞苑』、『⼩売業起点のまちづくり』(共編)、『戦時統制下の小売業と国民生活』(碩学舎、2022年)、『小売業近代化への胎動』(碩学舎、2025年)
■参加申し込み
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