【フォーラム:172】理論は現場に届いているか?−「論理的」思考のすすめ 第4回−(2023年10月)

第172回豊中まちづくりフォーラム

□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2023年10月31日(火)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 2階 菫の間
□会費:1,000円
□テーマ:理論は現場に届いているか?−「論理的」思考のすすめ 第4回−
□講師:石原武政氏(もういい加減にせい、と言われそうな隠居老人)

■講演概要

何だか乗せられてしまって、『「論理的」思考のすすめ』の4回目となりました。今回が間違いなく最終回です。
私の思考は相対主義だと言われています。正しい真理が1つある、あるいは演繹的にある命題から別の命題が導き出せる、というのが近代科学の王道の考え方ですが、これとは違ってものを相対化して見る癖があるというのです。自分で意識することはほとんどないのですが、どうもどこか違いがありそうです。
今回は、そんな私の思考が形づくられた学生時代のお話です。もう60年も前の話ですが、妙に覚えていることはあります。外のことはみんな忘れたのに、何回も喋ったり書いたりしていると、覚えるものですね。学生時代に、偉い先生の講義を聞きながら、「あれっ」「何で?」と思ったことが始まりです。皆さんも、ご自分の経験に照らしながらお聞きいただけると幸いです。

■講師プロフィール

神戸大学経営学研究科博士課程を経て大阪市立大学商学部助手、講師、助教授を経て1984年教授就任。2006年大阪市立大学名誉教授。その後、関西学院大学商学部教授、流通科学大学教授を歴任。商学博士。1980年代後半頃から地域商業問題への関心を強め、現場と理論の橋渡しを目指す傍ら、中小企業政策審議会委員等、各種の審議会・委員会等に参加。1997年から2009年まで、中小企業政策審議会商業部会長、2006年から2011年まで、経済産業研究所・通商産業政策史編集委員会委員を務める。

〈主な著書〉
『街づくりのマーケティング』『まちづくりの中の小売業』『商業組織の内部編成』『商業・まちづくりネットワーク』『小売業の外部性とまちづくり』『まちづくりを学ぶ』『シリーズ流通体系(全5巻)』『通商産業政策史1980~2000第4巻商務流通政策』『商業・まちづくり口辞苑』『小売業起点のまちづくり』(共著)

■参加申し込み

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