【フォーラム:167】理論は現場に届いているか?:「論理的」思考のすすめ 第3回(2023年5月)

第167回豊中まちづくりフォーラム

□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2023年5月23日(火)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 1階 榧の間
□会費:1,000円
□テーマ:理論は現場に届いているか?:「論理的」思考のすすめ 第3回
□講師:石原武政氏(「またか」の隠居爺さん)

■講演概要

『「論理的」思考のすすめ』まさかの3回目となりました。今回は前回よりは親しんでいただけると思います。
初回にもお話ししましたが、「大学の先生」というのは因果な商売だと、つくづく思います。身分を明かした瞬間に一目置いたような目で見られ、なかなか本当のことを話してもらえません。こちらも調子に乗って、自分がどこか偉くなったような錯覚に陥りがちになります。その結果、自分を安全な高台に置いた上で、現場の人には厳しい言葉を投げかけることになります。はじめは弱気であったものが、だんだんと強気になって、本当に偉くなったように思い始め、それに慣らされてしまいます。誰も不思議に思わず、世の中それで回っているのですが、よく考えれば、それっておかしいと思いませんか?
評論家にも同じようなところがあります。テレビを見ていてもそう思いませんか?
今回は、そうした高台から投げかけられる言葉をいくつか取り上げて、どこがおかしいのか考えます。上から目線のお説教は現場にはほとんど役に立たないことを心に刻みたいと思います。
私の懺悔かもしれません。

■講師プロフィール

神戸大学経営学研究科博士課程を経て大阪市立大学商学部助手、講師、助教授を経て1984年教授就任。2006年大阪市立大学名誉教授。その後、関西学院大学商学部教授、流通科学大学教授を歴任。商学博士。1980年代後半頃から地域商業問題への関心を強め、現場と理論の橋渡しを目指す傍ら、中小企業政策審議会委員等、各種の審議会・委員会等に参加。1997年から2009年まで、中小企業政策審議会商業部会長、2006年から2011年まで、経済産業研究所・通商産業政策史編集委員会委員を務める。

〈主な著書〉
『街づくりのマーケティング』『まちづくりの中の小売業』『商業組織の内部編成』『商業・まちづくりネットワーク』『小売業の外部性とまちづくり』『まちづくりを学ぶ』『シリーズ流通体系(全5巻)』『通商産業政策史1980~2000第4巻商務流通政策』『商業・まちづくり口辞苑』『小売業起点のまちづくり』(共著)

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