【フォーラム:130】地球環境時代を生きる環境文化創造都市の提言(2018年12月)

第130回豊中まちづくりフォーラム

□日時:2018年12月4日(火)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 菫の間
□テーマ:万博の森と太陽の塔のある万博公園を、未来の北大阪地域統合の聖地とした地球環境時代を生きる環境文化創造都市の提言
□講師:吉村元男氏(造園家)

■講演概要

1970年、大阪万博。その開催のために伐り開かれ、更地となった会場の跡地が森に生まれ変わるという奇跡は、いかにして可能になったのか。
北大阪地域で1950年代から1970年代におこった工業文明に先導された大規模開発―国土幹線軸、千里ニュータウン、万博開催など。
多くの文化創造、学術研究施設群、商業核が定着しましたが、公害、格差、地域分断など負の遺産もまき散らしました。
この混乱した北大阪地域は今、大阪市に従属した都市から、地球環境時代にふさわしい世界に発信する自立する都市へと改革される時期に来ています。
大阪市、神戸市、京都市に続く新たな政令指定都市の誕生が期待されます。
大阪大都市圏は、新たな時代を迎え、多核都市型の関西地域を考えてみたいと思います。

■講師プロフィール

「万博記念公園の森の基本設計」で日本造園学会賞、「鎮守の森の研究」で環境賞(共同)、都市公園での功労により北村賞などを受賞している。
著書に「都市は野生でよみがえる」、「エコハビタ環境創造の都市」「ランドスケープデザイン」、「水辺の計画と設計」、「地域発ゼロエミッション―廃棄ロの循環型地域づくり」、「森が都市を変える―野生のランドスケープデザイン」、「地域油田」、「吉村元男の景と詩」などがある。
1937年11月生まれ。京都市出身。京都大学農学部林学科卒業造園学専攻
1968~2001年環境事業計画研究所所長
2001~2008年鳥取環境大学環境情報学部環境デザイン学科教授、現在、環境事業計画研究所会長