【フォーラム:76】大大阪のモガモボ時代と大阪商人の教育:「大阪商人」学者の兄とグリコおまけ係の弟(2014年6月)

第76回豊中まちづくりフォーラム

□日時:2014年6月10日(火)18時30分から
□会場:北おおさか信用金庫本町支店 セミナー室
□テーマ:大大阪のモガモボ時代と大阪商人の教育:「大阪商人」学者の兄とグリコおまけ係の弟
□講師:樋口須賀子氏(宮本順三記念館『豆玩舎ズンゾ』副館長)

■講演概要

生まれは、島之内(大宝寺)。心斎橋呉服店「小大丸」番頭の父と船場・紙問屋の娘を母として八人兄弟姉妹の四、五男に生まれた宮本又次と順三。母が病気で他界、又次は堀江で足袋屋を営む叔父、順三はセルロイド櫛加工業の従弟叔父の養子に入ります。
二人とも養父母の愛をいっぱい受けて、卒業するまで、実の親と信じて疑わなかったといいます。大阪商人は祭りや伝統文化を大切に、こどもの教育にも熱心でした。
二人は、大大阪のモダンな空気を楽しみ、芸術にも親しむ青春時代を謳歌し、それぞれ、「大阪学」学者としての道、グリコおまけデザイナーから画家としての道を歩みます。離れて育っても、一番似ていると言われた仲の良い兄弟。自分の年よりも多くの著書を遠した兄と絵画作品を造した弟のものがたりです。