【フォーラム:36】バーチャルリアリティ(VR)を継続的なまちづくりの架け橋にする(2011年2月)

第36回アイボリー・フォーラム

□日時:2011年2月15日(火)18時30分から
□会場:ホテルアイボリー 茜の間
□テーマ:バーチャルリアリティ(VR)を継続的なまちづくりの架け橋にする
□講師:長濱龍一郎氏(パナソニック電工株式会社)

■講演概要

今回はコンピュータの中に作成したまちの中を自由自在にあるきまわりながらまちづくりのさまざまな検討ができるツールとその活用における考え方を豊富な最近の実例を通してご紹介します。

VR技術を応用して、まちづくりの一般的なツールとして普及させようと取り組み10年の歳月がたちました。
市民参画やエリアマネジメントが叫ばれる中、地域の多くの人々が主体的にまちのあるべき姿を一緒に考え、そのイメージを共有し、そういうまちの形成のために継続的に努力・協力するための「わかるツール」が絶対に必要です。また逆にそういった強力なツールがまちを育むコミュニティーの形成の一助となることも考えられます。
私自身仕事を通じて都市エリア全体を考えたり、街路の景観を考えたりする中で、公共事業と民間開発の関係やさまざまな事業者が混在するエリア全体をマネジメントするしくみについていつも考えて取り組んでいました。今回ご紹介するものは、そういうしくみの確立を狙いつつ実施してきたいくつものお手伝いの断片です。断片と申し上げるのはそれが地域においてまだ続いているからです。