【若葉マークの車いす生活:30】これもコロナ禍(2020年6月)

※高齢化、怪我・病で余儀なくされる車いす生活。その不安を抱えながら過ごす友人H氏による、古希を迎えて味わう貴重な車いす初体験談。


これもコロナ禍

 コロナの緊急事態宣言が終了して、見かける街の風景は以前とほとんど変わらないものとなってきた。孫も、「家でいるより学校へ行く方が良い」と言っているようで、まずは一安心。
緊急事態宣言が発令されていた間は停止されていた、我が家の電動車いすの月例定期訪問点検も再開された。点検再開初日、担当の方から聞いた話。
 この外出自粛期間に、小中校生徒の乗る自転車が車いすに衝突し、車いすに乗っている人が怪我をする事故がかつてなく多発したとのこと。生徒たちに家に閉じ込められることでストレスがたまり、自転車に乗った時に発散しようと暴走するのが原因ではないか、と見られているとのこと。
 学校が再開されたことで、この種の事故は減少したのだろうか?コロナ、外出自粛、休校、自転車、暴走、街並み、高齢者、障がい者、・・・様々なキーワードが交錯して点滅する事案だ。
世界のコロナ感染者が増加を続けており、日本でも第二次パンデミックが心配されている。“Withコロナ”の生活には様々な課題があるが、車いす生活にもこの様な身近な問題が降りかかっている。

※追記
 本コラムは豊中駅前まちづくりニュースに掲載していただいていたが、体調不良のため打ち切りを申し出ていた。しかし、実際に書かないでいると、人との繋がりがなくなったような不安感が生じた。豊中まちづくり研究所のHPであれば、体調の許す範囲で随時投稿が可能とのことで、再開させていただくことにした。


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