【フォーラム:197】情報公開制度は民主主義の通貨か(2025年11月)
第197回豊中まちづくりフォーラム
□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2025年10月15日(水)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー
□会費:1,000円
□テーマ:情報公開制度は民主主義の通貨か
□講師:浅野詠子(ジャーナリスト、奈良教育大学非常勤講師)
■講演概要
日々の取材活動において、国や自治体の情報公開制度を活用してきました。フリーのライターは官庁の記者クラブに出入りできませんが、行政面の取材でこの制度の恩恵に浴しています。最近では、全国に先駆けた大型統合といわれる奈良県営水道と26市町村水道の広域化にまつわる事案をwebニュースで詳報しましたが、情報公開制度が役に立ちました。一方、この制度には課題も多く、公文書の保存年限が短いなぁと痛感することは度々ですし、ときには過剰な黒塗りに出くわしたり、文書が存在するのに「不存在」と通告されたこともあります。こうした体験を伝えることによって「知る権利」を少しで身近なものとしてとらえて頂けますと何よりです。市民活動の一環として情報公開制度が活用された好例として、住民グルーブによる手づくりの「市役所財政白書」にまつわる逸話なども会場でお話しできたらと思います。
■講師プロフィール
神奈川県出身。1985年青山学院大学経営学部卒。奈良新聞記者を経て2008年からフリーランス。著書は『情報公開ですすめる自治体改革~取材ノートが明かす活用術』(自治体研究社)など。ルポ『紀ノ川源流村取材記~水道のふるさと昔と今』(多文化共生フォーラム奈良、2022年)、ルポ『土地開発公社・・・負の遺産をどう伝えるか~第三セクター等改革推進債』(自治研なら119号、2017年)なども執筆。全国に先駆けた水道の大型統合の課題をwebニュース「奈良の声」で報道。奈良県唯一のヴォーリズ建築(日本画家・栗盛大地旧居)がある奈良市高畑町の魅力掘り起こしにも取り組む。
■参加申し込み
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