【敬天塾:197】志賀直哉〈高畑サロン〉の面影とヴォーリズ建築のある町(2025年7月)
第197回敬天塾
□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2025年7月24日(木)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 2階 菫の間
□会費:1,000円
□テーマ:志賀直哉〈高畑サロン〉の面影とヴォーリズ建築のある町
□講師:浅野詠子氏(奈良教育大学非常勤講師。まち歩き「大阪あそ歩」公認ガイド)
■講演概要
昭和4年、作家の志賀直哉が奈良市高畑町に邸宅を普請し、文士や画家との盛んな交流が繰り広げられ「高畑サロン」と呼ばれました。志賀の旧居のみならず、その近隣に弟子の瀧井孝作、網野菊の旧居が現存。さらに在野の美術団体春陽会創立メンバーの画家・足立源一郎旧邸(大正)、白樺派ゆかりの画家・浜田葆光(同)の家も近隣に残り、奇跡のような空間です。これらの景観を構成する大事なひとつにヴォーリズ建築の日本画家旧居(昭和初年)が佇み、最近、解体の危機が報じられて保存運動が始まりました。建物を残すだけでなく、都市計画の在り方なども大事で、昔のように霞が関の官庁におうかがいを立てる時代は去りました。市民自治が試されるまちづくり、そして高畑町の魅力を縦横に語りたいです。
■講師プロフィール
1959年、神奈川県平塚市生まれ。青山学院大学経営学部卒。奈良教育大学非常勤講師。まち歩き「大阪あそ歩」公認ガイド。奈良新聞記者を経て2008年からフリーランス。著書に『奈良の平日 誰も知らない深いまち』(講談社)、『ダムと民の五十年抗争~紀ノ川源流村取材記』(風媒社)など。心神喪失で無罪や不起訴になった触法精神病者を強制治療する国策病棟の暗部を描いた作が『週刊金曜日』公募ルポに佳作入選(単行本『刑期なき収容~医療観察法という社会防衛体制』として現代書館から刊行、2024年8月、日弁連刑事法制委員会で講義)。水道統合などの記事の掲載先はwebニュース「奈良の声」(2025年、日隅一雄・情報流通促進賞特別賞、審査員は落合恵子さんら)。
■参加申し込み
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