【フォーラム:25】ジオパーク活動の意味:大地と人のかかわり(2010年3月)

第25回アイボリー・フォーラム

□日時:2010年3月9日(火)18時30分から
□会場:ホテルアイボリー 茜の間
□テーマ:ジオパーク活動の意味:大地と人のかかわり
□講師:先山徹氏(兵庫県立大学准教授)

■講演概要・講師プロフィール

私は岐阜県の山奥で生まれ、山と川で遊んで過ごしました。高校を卒業後、岡山、鳥取県三朝町、広島を経て、東京の地質調査会社に少し勤務したのち、1991年から兵庫県に就職。広島では第28次南極観測隊(隊)に従事しました。専門(岩石学)は岩石や鉱物を通じて大地の成り立ちを考える分野で、石の利用や文化などにも興味を持っています。そして、今は山陰海岸ジオパークのことを中心に仕事をしています。
これらの経歴を踏まえ、なぜジオバークに興味を持っているか、ジオバーク活動を進めることの意味、地質と暮らしの関係などについて、日頃考えていることをお話しします。

□ジオパークとは?
ジオパークは、地域の地質や地形を中心に、そこに暮らす生き物や歴史、文化、人々の暮らしに関わることがらをテーマする、一種の自然公園で、それらの保全と、ガイドやツーリズムなどを通じた地域社会の活性化を目指しています。現在、京都府京丹後市から鳥取市東部に至る山陰海岸ジオパークは、「世界ジオパークネットワーク」への加盟に向けて活動を進めています。