【敬天塾:169】イギリスの都市再生とBIDによるエリアマネジメント(2023年3月)

第169回敬天塾

□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2023年3月15日(水)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 3階 オーキッドホール
□会費:1,000円
□テーマ:イギリスの都市再生とBIDによるエリアマネジメント
□講師:角谷嘉則氏(桃山学院大学経済学部教授)

■講演概要

日本の都市再生は、都市再開発を進めるための手段として「都市再生特別措置法」として立法化された。この都市再生の制度は、「都市再生緊急整備地域」を指定し、規制緩和と税制優遇を用いることができる。
大阪においても、大阪駅周辺を皮切りに、多くの再開発が実施されてきたが、その中の1つにグランフロント大阪がある。グランフロント大阪は、土地所有権者からエリアマネジメントの費用を徴収する際、大阪市が代理で徴収して補助金として渡す仕組みを取り入れた。
このエリアマネジメントの仕組みは、日本版BIDとも呼ばれる。
この時に参考にした事例の1つがイギリスのBIDによるエリアマネジメントであった。
BIDは、カナダで始まり、北米から欧米へと広がってきたが、イギリスでは都市再生のCCM/TCMを受け継いだ仕組みともいえる。イギリスの都市再生からエリアマネジメントへと移行する過程について紹介しながら、イギリスのBIDの特徴について論じていく。

■講師プロフィール

1975年愛知県生まれ
1998年3月長崎県立大学経済学部卒業
2006年3月立命館大学大学院政策科学研究科博士課程修了(博士:政策科学)
2007年4月立命館大学サービスラーニングセンター専門契約職員
2008年4月立命館大学サービスラーニングセンター講師
2012年4月桃山学院大学経済学部准教授
2021年4月現職

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