【海外まち事情:54】古タイヤから作られる黒いサンダル(2017年11月)

ここはベトナム中部の町ダナン。街の中心部に行くと、真っ黒なサンダルが並べられていた。これね、古タイヤから手作りで製造されているんだ。タイヤを切るゴムの匂いが鼻を突く。このサンダルはホーチミンサンダルって呼ばれてる。ホー・チ・ミンはベトナム建国の父で、国民はホーおじさんって親しみを込めて呼ぶんだけど、独立後に首席になってもサンダルを履いて会議に出席していたそうだ。ベトナム戦争の時、これを履いて戦った兵士を忘れないためか、独立後も貧しい生活をしていた国民への思いか…。伝記を残さなかったホーおじさんの気持ちはわからない。今ではちょっとおしゃれに見えるこのサンダル、あなたも一ついかがですか?

ベトナムのホーチミンサンダル


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