【海外まち事情:17】ピンボケじゃないよ、大気汚染です(2016年1月)

ここは中国・河南省の省都の鄭州市。歴史都市で殷王朝の都だったところ。でも大気汚染がひどい。この写真、昼の12時なのに霞んで向こうが見えないの。行く前から噂には聞いてたけどね、でも想像以上。昼間は部屋から出なければいいって? それがだめなんだなぁ。部屋の中の空気も白濁してて、お風呂の中みたいなんです。この原因は、黄河の砂埃やクルマの排気ガス、それに暖房の石炭の煤、等々と言われていますが、全部の相乗効果なんだろね。政府も大気汚染のひどい冬季には、工場の稼働を制限したりしてるけど、効果はまだまだ。天津市やモンゴルのウランバートル市もひどい大気汚染だ。日本の技術でなんとか解決できないものかねぇ。

2013年12月の中国・鄭州市。写真がぼけているのではありません。PM25でなんにも見えません。車の排気ガスと石炭ストーブですな。


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