【海外まち事情:80】日本人が作ったラオス最大の湖(2019年11月)

ラオスは内陸国で海がない。でもここには港があり観光船が浮かぶ。ここはナムグム湖、ラオス最大のダム湖だ。敗戦からまだ十数年しか経たない1958年に日本人久保田豊がこのダムの建設を提案した。久保田は自ら世界銀行と融資交渉を行い1968年に着工、1971年に完成し発電を開始した。電力はタイに輸出、貴重な外貨獲得源となりラオスの発展を支えた。内戦の残るラオス奥地での建設は大変で、何人かの日本人が命を落としたんだ。土建屋純はこのお墓にもお参りしてきたよ。地元の人々は日本人に感謝し、今もお墓を守り続けている。だからラオスはとっても親日的なんだね。先人の偉業に心から感謝。

ラオス最大の湖は日本人が造った人造湖


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