【フォーラム:210】現存する近現代の建築からみる豊中の魅力について(2026年12月)

第210回豊中まちづくりフォーラム

□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2026年12月18日(金)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー
□会費:1,000円
□テーマ:現存する近現代の建築からみる豊中の魅力について
□講師:川島智生氏(建築史家・神戸情報大学院大学客員教授)

■講演概要

いにしえの港町鞆町(広島県福山市)で生まれ、千里ニュータウン(吹田市側)で育った。生家である醸造所を有した元禄期の町屋(現存)が建築の原体験。この歴史的環境と現代的な団地(消滅)のギャップが建築史学への道の原点。「誰も見向きもしない建物の価値を見いだす」をモットーに全国各地の近現代建築を踏査し論考をまとめ、その数400本あまり。建物と地域との関わりからの歴史を重視した建築史学を探求して40数年。今回は逆に「住宅都市豊中」に焦点を当て、建築史から豊中の特性を解き明かす。
□住宅都市として出発
・戦前―明治45(1912)年 箕面有馬電気軌道の岡町住宅地
・戦後―千里ニュータウン 団地と千里中央の都市施設
□学校建築の数々
・1922年の旧制府立豊中中学校―府営繕課設計. 最初期の鉄筋コンクリート造 建替
・1928年の旧制府立浪速高等学校校舎本館―府営繕課設計.キュビズム.ドイツ表現派 現存
・1931年の旧制府立医大附属病院石橋分院―府営繕課設計.壁泉.タイル.モダニズム 現存
・1958年の梅花高校円形校舎―坂本鹿名夫設計 現存
・1964年の千里ニュータウンの小学校 現存
□忘れ形見としての家
・1939年の西山丑之助邸―岡田孝男(武田五一弟子)設計現存
・1933年の小川安一郎自邸―住友営繕部技師 建替
・1919年の松本儀八邸自邸―大林組初代住宅部長 武田五一弟子 消滅
□記憶される公共的なる建物
・1939年のカトリック豊中教会―スワガー設計 現存
・1935年の星ヶ丘茶寮―曽根駅前 北大路魯山人 消滅
・1969年の千里阪急ホテルー浦辺鎮太郎設計 消滅

■講師プロフィール

1957年生まれ。建築史家。一級建築士。京都華頂大学前教授。1998年京都工芸繊維大学(博士:学術)。近代建築史を専門として、文化財指定を担う。およそ30軒あまり。『近代日本の小学校建築史』『戦後モダニズムの学校建築史』『近代京都における小学校建築』『近代大阪の小学校建築史』『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』『岩﨑平太郎の仕事』『民芸運動と建築』『ビール醸造史と産業遺産』など多数著作あり。小学校や近代建築にとどまらず、寺院や神社、住宅の建築をとおして地域史の掘り起こしを行なう。

■参加申し込み

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