【フォーラム:第205】ベッドはいらない時代?:病院が直面する大転換(2026年7月)
第205回豊中まちづくりフォーラム
□主催:豊中まちづくり研究所
□日時:2026年7月22日(水)18時30分から
□会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー 1階 榧の間
□会費:1,000円
□テーマ:ベッドはいらない時代?:病院が直面する大転換
□講師:久保裕也氏(医療法人川崎病院 経営管理部 副部長)
■講演概要
「高齢者は増えているのに、なぜ病院は厳しいのか?」――この“逆転現象”が、今の医療の一番のポイントです。実は今、中規模の急性期病院はこれまでにない難しい状況に直面しています。今年の診療報酬改定は3%の大幅アップ。しかし現実は公定価格の壁やインフレによる人件費・医療材料費の急騰、さらにDXの遅れにより急性期病院を中心に “赤字が拡大する構造”になっています。
さらに、保険点数取得のために設定される多岐にわたる指標も年々複雑化し、特に「重症度、医療・看護必要度」という指標が導入されて以降、絶妙なバランスで重症患者さんを診なければ点数評価されにくい仕組みとなり、“地獄の数字”と言われることもあります。一方で地域医療構想により病院の役割分担や統合が進められ、「急性期ベッドはもういらない」という議論も随分進みました。
また、働き方改革により労働時間は制限される一方で、医療の質は維持しなければなりません。紹介・逆紹介といった地域連携も求められ、大きく遅れをとっている医療DXへの対応も急速に進める必要があります。
こうした中、「患者さんはどこに消えたのか?」という声もあります。コロナ後は救急搬送が減少し、入院患者数も以前ほど伸びていません。高齢者が増えているにもかかわらずです。病院のベッドは余っているのです。
本講演では、こうした複雑に絡み合う医療の現状を、できるだけわかりやすく解きほぐしながらお伝えします。医療は今、大きな転換点にあります。ぜひ「自分ごと」として、その変化を一緒に考えてみましょう。
■講師プロフィール
診療放射線技師 臨床工学技士 医療メディエーター
医療法人川崎病院診療放射線部副技師長、地域医療連携室室長、医事課長、医療情報管理室長、
患者サポートセンター長を経て現医療法人川崎病院経営管理部副部長
■参加申し込み
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