【フォーラム:104】『建築社会研究』への彷徨(2016年10月)

第104回豊中まちづくりフォーラム

□日時:2016年2016年10月11日(火)18時30分から
□会場:北おおさか信用金庫本町支店チャオパルコ研修室
□テーマ:建築社会研究への彷徨
□講師:舟橋國男氏(大阪大学名誉教授)

■講演概要

恥ずかしながら長年に亘って「建築」の世界に身を置いてきたが、「建築」とは何か、未だに一向に分別がつかない。
一応は、「建築計画学」なる分野に属しつつ、人間の移動行動現象--経路選択(pathchoice)や経路探索(wayfinding)--の研究(?)を行い、その一つの展開として「環境の分かりやすさ(intelligibility)」にも若干の興味を抱いてきた。
これらを総じて、「環境行動論」なる分野を僭称し、「トランザクションナリズム」から「無の建築」へと彷徨っている道すがらを振り返りつつ、最近関心を深めている「建築社会研究」なるものに触れてみることにしたい。
なお、皆様が専門とされる「まちづくり」には全く疎いけれども、折角の「まちづくりフォーラム」にお招きいただいたので、何がしか申し上げねばと考えてはいるが・・・。
更に、もし時間があれば、大阪教育大学附属池田小学校における「事件」(2001.06.08)を契機に係わった「校舎改築」の問題を紹介することとしたい。